温泉ライターとして活躍中の小暮淳さんの執筆により、ちいきしんぶん2006年12月01日号からスタートした「里山をゆく」。最初の八束山は車、2回目の種山はバスと車を利用しましたが、3回目の上城山からは「車は一切使用せず、移動は電車やバスの公共交通機関のみ、下山後は温泉に入り美味いビールを飲む」というルールを設けて取材を進めました。
滝や川を訪れる「ぶらり水紀行」も織り交ぜた連載は好評で、2011年1月に上毛新聞社より「ぐんまの里山てくてく歩き」として出版にまで至りました。書店の方に聞くと「出版後10年以上が経過した現在も、春先になると売れる」とのこと。
里山と称される低山は、アプローチに車を利用すれば、いとも簡単に登れてしまいますが、電車やバスを利用すると1日がかりの立派な旅となります。山頂や温泉に入った後には、ビールが飲めるという左党にはたまらないご褒美も待ってます。「この楽しさをもっと知ってほしい」と今、同シリーズの復活を画策しています。
その準備として過去に掲載された記事のバックナンバーを一覧表にまとめました。

  • 「ぐんまの里山てくてく歩き」には、※印の山が収録されています。
  • 同書には、里山の他「ぶらり水紀行」も掲載されています。
  • 山の名称の後に記載されいる数字は、ちいきしんぶんに掲載された順番です。
  • 書籍化をひとつの節目として2010年の桐生観音山(17)を最後にシリーズ終了。
  • 2016年4月に「新・里山をゆく」として2017年まで5回(18〜22)掲載されて現在に至っています。
  • 残念ながら17あった温泉のうち6軒が閉館となっています。
  • 同じ「御嶽山」でも埼玉県神川町は「みたけやま」甘楽郡下仁田町は「おんたけさん」と呼び名が異なります。
  • 天狗山(04)は、白倉神社奥宮から沢沿いの道が台風の影響で壊滅的な状況になり、2022年現在とても歩ける状態ではありません。
山の名称 場所 温泉 状況 交通手段
観音山_08 ※ 高崎市石原町 高崎観音山温泉 閉館 JR信越線・バス
上城山_03 ※ 高崎市山名町 高崎観音山温泉 閉館 上信電鉄・グルリンバス
牛伏山_10 ※ 高崎市吉井町 吉井温泉 牛伏の湯 閉館 上信電鉄・バス
八束山_01 ※ 高崎市吉井町 牛伏ドリームセンター 上信電鉄・バス
天神山〜浅間山_07 高崎市・安中市 市内成田町の銭湯 浅草湯 バス
種山_02 高崎市下室田町 バス・送迎の車
崇台山_18 安中市・富岡市 JR信越線・上信電鉄
石尊山_05 ※ 安中市・高崎市 相間川温泉 JR信越線・バス
神成山_14 ※ 富岡市 かぶら健康センター かのさと 閉館 上信電鉄
天狗山_04 ※ 甘楽郡甘楽町 甘楽温泉 かんらの湯 閉館 上信電鉄
御嶽山(おんたけさん)_22 甘楽郡下仁田町 下仁田温泉 清流荘 上信電鉄
桜山_06 ※ 藤岡市 桜山温泉センター JR八高線・バス
庚申山_16 ※ 藤岡市 鮎川温泉 金井の湯 閉館 JR八高線 バス
古城台_11 ※ 渋川市村上 小野上温泉センター JR吾妻線
嵩山_20 吾妻郡中之条町 JR吾妻線
月夜野石尊山_15 ※ みなかみ町 町営温泉センター 三峰の湯 JR上越線
荒神山_12 ※ 桐生市・みどり市 水沼駅温泉センター せせらぎの湯 JR両毛線・わたらせ渓谷鉄道
茶臼山_13 ※ 桐生市 みどり市温泉 かたくりの湯 JR両毛線
桐生観音山_17 ※ 桐生市 足利温泉 地蔵の湯 東葉館 JR両毛線
御嶽山(みたけやま)_09 ※ 埼玉県神川町 神流川温泉 白寿 JR八高線・バス
仙元山_21 埼玉県小川町 JR八高線・東部東上線
官ノ倉山_19 埼玉県小川町 JR八高線